いじめを目撃した友人・第三者にできること
一人で加害側へ立ち向かう必要はありません。安全を守りながら、見た事実を信頼できる大人へつなぐことが助けになります
最初にできる5つの行動
- その場の安全を優先する
加害側が複数いる、興奮している、凶器がある場合は近づかず大人を呼びます。 - 被害を受けた人を一人にしない
安全な場所で「見ていたよ」「あなたが悪いとは思っていない」と短く伝えます。 - 見た事実を記録する
日時、場所、言葉、行為、人数、周囲にいた人を、推測と分けてメモします。 - 信頼できる大人へ伝える
担任だけでなく、養護教諭、学年主任、部活動顧問、保護者などでも構いません。 - 伝えた後も確認する
安全になったか、仕返しが起きていないかを大人へ確認します。
本人へ声をかけるとき
詳しい事情を無理に聞き出す必要はありません。見たことと味方であることを、静かに伝えます。
さっきのこと、見ていたよ。
あなたが嫌だったなら、冗談で終わらせていいことではないと思う。
一人で言いにくければ、一緒に先生や大人へ行けるよ。
今は話したくなければ、ここにいるだけでもいい。
「なんでやり返さなかったの」「先生に言えばいいじゃん」と責めるような言い方は避けます。相談した後の仕返しを恐れている場合もあるため、本人が何を心配しているかを聞きます。
大人へ伝える文面例
○月○日○時ごろ、○○で、AさんがBさんに「 」と言い、○○する場面を見ました。
私が直接見たのはここまでです。前後の事情は分かりません。
Bさんはその後、○○な様子でした。
私の名前が相手に伝わると不安です。共有する範囲を先に説明してください。
今日の安全を確認し、学校のいじめ対策組織にも共有してください。
誰かから聞いた話は「○○さんから聞いた」と分けます。見ていないことを埋めず、「分からない」と書く方が記録の信頼性を保てます。
記録するときの注意
- 日時、場所、発言、行為をできるだけそのまま書く
- 被害を受けた人の様子は、見えた事実として書く
- 画像や動画は加工せず、元データを残す
- SNS投稿はアカウント名、日時、URL、前後の流れを保存する
- 記録をクラスのグループやSNSへ広げない
撮影のために危険へ近づかない
動画がなければ相談できないわけではありません。記録を取るために暴力を止めるのが遅れたり、自分が標的になったりする危険があるときは、撮影より大人を呼ぶことを優先してください。
動画がなければ相談できないわけではありません。記録を取るために暴力を止めるのが遅れたり、自分が標的になったりする危険があるときは、撮影より大人を呼ぶことを優先してください。
「チクった」と思われるのが怖いとき
怖さを我慢して実名で訴えることだけが正解ではありません。学校へは、情報源を加害側へどう伝えるのか、聞き取りで目撃者が特定されないかを先に確認します。
方法
伝え方
保護者から学校へ
自分が見た内容を保護者へ伝え、保護者から学校へ相談する
校内の別の大人へ
養護教諭、学年主任、スクールカウンセラーなどへ相談する
外部窓口へ
こどもの人権110番などへ「友人が困っている」と相談する
緊急通報
暴力や凶器など差し迫った危険は110番、けがは119番
法務省のこどもの人権110番は、本人だけでなく「まわりで困っている人がいる」という相談も受け付けています。
SNSで見つけた場合
- 投稿のURL、日時、アカウント名、前後の画面を保存する
- 被害を受けた人へ、公開のコメント欄ではなく安全な方法で知らせる
- 学校関係者が関わる場合は学校へ共有する
- プラットフォームの通報機能を使う
- 犯罪や差し迫った危険が疑われる場合は警察へ相談する
善意でも引用や転載をすると、画像や悪口がさらに広がることがあります。「証拠として残す」と「公開して拡散する」は別です。
避けたい行動
- 一人で加害側の集団へ乗り込む
- 被害を受けた人の許可なく皆へ話す
- 証拠画像や実名をSNSへ公開する
- 「冗談だった」「どっちも悪い」とその場で判断する
- 一度先生へ言っただけで終わりにし、安全を確認しない
大人が目撃者から相談を受けたら
目撃した子どもも、仕返しや仲間外れを心配しています。情報を聞き出す前に、どこまで秘密を守れるか、誰と共有する必要があるかを説明します。いじめ防止対策推進法第23条は、教職員や保護者などが子どもから相談を受け、いじめの事実があると思われるとき、学校への通報その他の適切な措置を取ることを定めています。
- 話してくれたことをねぎらう
- 本人の言葉と、大人の判断を分けて記録する
- 目撃者の安全と情報共有範囲を確認する
- 担任一人で抱えず学校いじめ対策組織へつなぐ
- 被害を受けた本人の安全を直ちに確認する
確認した公的情報
公的情報の最終確認:2026年8月24日 ※緊急時は110番・119番を利用してください。


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