いじめで学校へ行けなくなった場合の選択肢
登校できないことを責める前に、安全に休むことと、学びをつなぐことを分けて考えます
まず「明日行けるか」だけで決めない
いじめの相手や場面が変わらないまま登校を迫ると、恐怖や体調不良が強くなる場合があります。休むことは問題の放置ではありません。安全策ができるまで距離を取る選択肢です。
- 本人が恐れている時間・場所・相手を具体的に確認する
- 睡眠、食事、頭痛や腹痛、気分の落ち込みを記録する
- 欠席理由として「いじめによる不安・安全上の懸念」を学校へ伝える
- 欠席中の連絡担当者と、本人へ直接連絡するかを決める
同じ学校の中で環境を変える
別室・保健室教室以外の安全な場所から、短時間の登校や学習を始める
校内教育支援センター自分のペースで学習・生活する校内の支援場所。設置状況は学校で異なる
時間や動線の調整登下校、休み時間、給食、部活動を相手と分ける
学級・担当の変更席や班だけで足りない場合、より大きな環境調整を学校と相談する
学校の外で学びをつなぐ
- 教育支援センター 自治体が設置する、学校外の相談・学習支援の場
- フリースクール等 運営方針、費用、在籍校との連携、出席扱いの確認が必要
- 学びの多様化学校 不登校の児童生徒に配慮した特別の教育課程を編成する学校
- 自宅でのICT学習 学校の教材、通信教育、オンライン授業など
文部科学省は、自宅でICT等を活用した学習について、在籍校の校長が有効・適切と判断する場合、指導要録上の出席扱いにできる制度を案内しています。ただし、自動的に出席扱いになるわけではなく、一律の基準でもありません。始める前に、教材、学校との連絡、成果の確認方法を相談します。
学校へ確認すること
・欠席理由を、いじめによる安全上の懸念として記録しているか
・欠席中の学習教材をどう受け取れるか
・オンライン学習や教育支援センターの利用を、出席・評価へどう反映するか
・教室外で登校できる場所はあるか
・本人と相手を離す安全措置は何か
・復帰や進路について相談する担当者は誰か
体調の変化は医療機関にも相談する
眠れない、食べられない、頭痛・腹痛が続く、強い不安や落ち込みがある場合は、小児科、かかりつけ医、地域の精神保健福祉センターなどへ相談します。受診は「学校へ戻すため」ではなく、現在の心身の状態を確認し、回復を支えるためです。
保護者だけで期限を決めない
「来週から必ず戻る」と日付だけを決めるより、安全措置、体調、本人の希望、学習環境を確認します。元の教室へ戻ることだけが唯一のゴールではありません。
確認した公的情報
公的情報の最終確認:2026年8月18日 ※利用できる支援と手続は地域・学校で異なります。


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